37年前に、標高400m地点に位置する新温泉町海上地区でまさかの偶然で発見されて当時静かな山村に世間の注目を集めた「海上産昆虫化石」がまたもや偶然にこのたび世界的に「新種のチョウの化石」と認められて報道関係先から発表されました。
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250万年まえの化石・奇跡の発見
今回の新種発見を発表された方は、慶應義塾名誉教諭(慶應義塾横浜初等部非常勤講師)の相場博明氏、慶應義塾幼稚園舎教諭の高橋唯氏と一般財団法人進化生物学研究所の斎藤光太郎氏の3名の研究者の皆様です。この化石は、地元の高校教諭で故人となられた神谷喜芳氏が生前化石研究で収集の化石を「おもしろ昆虫化石館」で保管展示品の中から、昆虫化石に精通されている高橋唯氏が東京より来館されて目利きされた展示化石を新温泉町教育委員会の許可を得て持ち帰られた化石を研究して新種と判明しました。
化石名「カミタニオニミスジ」と命名される。
新温泉町海上産の昆虫化石はとても多く見つかっていますが、新種として報告されたのは今回が初めてです。さらに嬉しいのはこの新種化石が発見者の神谷喜芳氏(故人)のお名前より「カミタニオニミスジ」と命名されたことです。三度目の偶然があるかわかりませんが、偶然が偶然を呼んで博物館としてはスケールの小さい展示施設ですが、神谷先生のお陰で他の展示施設にはない宝物ができました。
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